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秋はフエンテ交流会の季節だ。去る10月28日、29日の両日、銀座の「北欧の匠」にて恒例の萬年筆くらぶ・フエンテの交流会が行われ、2日間でのべ140人の万年筆愛好家が集いそれぞれの楽しい時間を過ごした。今年は銀座書斎倶楽部社長の若村文夫氏をゲストスピーカーに迎え「書斎人」と題して講演があった。
4階には森睦さんと山田さんのペン・クリニック、3階には古山浩一氏の絵画、拓也さんの革製品、ユーロボックスのヴィンテージ万年筆のコーナーが設置された。また、全国の会員から供出された品々は、販売品とオークション品とに分けられ3階に並べられた。今年は大物はなかったものの、28日にも追加出品があり、結果的には結構な数の万年筆、ボールペン、ペンシル、インク瓶、万年筆関連資料や紙物などが集まった。皆それぞれお目当ての品物を見つけては「これは取りたいな」「それは僕もねらってるんだよ」などと言葉が飛びかっていたが、はたしてみなさん、意中のものは手に入ったのでしょうか。
売上は万年筆くらぶ・フエンテの冊子印刷代や切手代など運営費に当てられる。今回の出品ロット数は50を越していたが一つのロットにいくつかまとめられているものも沢山あるので、全点数というとかなりの数になるであろう。万年筆くらぶ・フエンテを主宰する中谷でべそさんは、全国にいるフエンテの会員から送られてくるこれらのカンパ品が誰からの寄付によるものなのか、すべてを記帳しているという。暖かい気持ちは、たとえ小さいものでもこのように整理して残し、決しておろそかにはしないというでべそさんの相手に対する気配りには本当に感心する。
今回の交流会のメインゲストは銀座書斎倶楽部のオーナーである若村文夫氏。銀座の文化は幕末・明治にさかのぼり、横浜から新橋までの電車の開通によってもたらされ、そして銀座や築地の居留地へと進化していったという話や、書斎というものはどうあるべきなのか、また、書斎で使われるいわゆる書斎小物とはどうあるべきなのかという「書斎のモノ造り」の話、はたまた、売り手はどういうものを造っていけばいいのか、などなど。物を造る側、あるいは売る側はこのようなことまで考えているのかということが分かり、興味深く、万年筆を愛好する書斎人にとってとても有益なお話であったのではないだろうか。
若村氏は、1949年の創業から掲げた「銀座文具」の店名を3年前に「銀座書斎倶楽部」と変更し、それまで扱っていた商品を全面的に見直し、高級志向の店作りで再スタートした。 現在は15,000点の様々な商品を扱っているが、3年前の店舗改造時は商品を徹底して厳選、わずか600点に絞り込んだそうだ。この辺にも若村氏の、ものに対するこだわりがうかがえる。また、若村氏自身がモノを造るのが好きで、木工細工でバイオリンなども造ったりもするという。 我々の最もこだわりのあるアイテムである書斎モノであるにもかかわらず、これまでのゲストスピーカーが話さなかった内容で、コンテンツは少々高尚だったが面白い話であった。
2日間の仕上げは3階に集まっての立食懇談会、これがまた楽しい。中谷でべそ会長の音頭で乾杯、2日間の慰労をねぎらうと共に「また大いに楽しみましょう」と締めくくった。私は2日間とも夜の交流会に参加したが、遠くの人で普段あまり話をする機会がない人たちとも話をしたり、楽しませていただきました。これもまた交流会と言われる所以かと、あらためて納得の2日間でした。
一部の写真は、すなみさん、日高さん、谷川さん、木田さんより提供いただきました。(記・藤井)
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会場の北欧の匠 The meeting took place at Hokuo-no-Takumi.
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受付の準備をする杉本夫妻。
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森さんのペン・クリニック風景。 山田さんもエプロンがすっかり板についてきた。
森さんはブログ万年筆評価の部屋や萬年筆研究会WAGNERも主宰している。
Pen clinic by Mutsumi Mori and Yamada.
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すなみさん、中園さんと本多さん。
すなみさんが持つのは木とターコイズなどの異素材を圧着したブロックから作ったペン。
Masamichi Sunami, famous pen collector holds a customized pen made of
few different materials like wood, turquoise stone and etc.
Next to Sunami is, again well known collector Dr.Nakazono, and Toshiyasu
Honda.
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昔、モンブランジャパンの修理部門をしていた西川さんと、お嬢さん親子。
The Nishikawas.
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西川さんがロクロで作ったという竹軸の万年筆。 Customized pen made of bamboo
by Nishikawa.
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永尾さんと倉嶋さん。
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TAKUYA コーナー 皮職人の岡本拓也さん(右端)
Takuya Okamoto at right, a blooming leather technician expains his works
of art to Osamu Hidaka.
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左が映画監督の奈良橋陽子さん注文の品。 携帯にメモ帳やタバコなど自由に組み合わせて持ち歩けるようになっている。
右は「でべそモデル」の鉛筆ケース。 なんと贅沢な!
The line-up of TAKUYA products.
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TAKUYAのバッグを片手にご満悦の澤田さん。
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古山画伯が描いた絵の前に立つ森さん。足を骨折した森さんが、なぜか万年筆を松葉杖代わりに使っている不思議な絵。
Mutsumi Mori stands by the side of Furuyama's painting.
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Scissors and paper or Furoshiki??
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木田さんと、達人の一人、金崎徳稔さん。
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でべそさん、高橋さんとお嬢さん。
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「いいですよー」の合図とともに「それーー」とみんなお目当てのものをめがけて・・・。
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なんときらびやかなことよ!
オーナーはこれらの万年筆を惜しげもなく普段使いにしているのだ。
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古山画伯が、「これいいなあ、いいなあ、1本ほしいなあ」と。
これらのペンをこうやって惜しげもなく置いてオーナーはどこへやら。てんと無頓着だ。
Furuyama was bit in envy of the owner of those precious pens.
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土居さんとペリカン倶楽部会長の富樫さん。
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藤井、井上さん、すなみさん、でべそさん。Eizo Fujii, Amane Inoue, Masamichi
Sunami and Debeso Nakatani.
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渡辺さん。
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オークション風景。 Not really as Christie's, but....
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オークションに出品された品々。
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でべそさんの音頭で乾杯! Kanpai!
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古山画伯と林さん。 取材の話でもしてるのかな?
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みなさん結構飲んで食べます、ハイ。 これ2次会ですからね。
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北欧の匠の成川善継さん。前列左はご存知ハンス・オスター製「でべそモデル」のペンケース。
Yoshitugu Narikawa, the owner of Hokuo-no-Takumi. (03) 5524-5657
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